こんにちは、あかつき塾の小林です!
令和3年1月17日は令和2年度宅建試験(12月実施分)の合格発表でした。(詳しい試験の概要についてはこちらを参照して下さい。)
令和2年度の宅建試験を受けられた方も、そうでない方も試験の概要を見て、
- 合格率が物凄く低いな…
- 受験生のレベルが上がっているような気がして、心配だ…
- 今年の宅建試験はどうなるの…?
と不安に思っている受験生もいらっしゃると思います。
ですが、結論から申し上げると、そう心配する必要もありません。
なぜならば冷静に結果を分析すれば、やるべきことが例年と変わっていないことが分かってくるからです。
以下では、令和2年度宅建試験12月実施分の概要を見ながら、今後の対策について示していきます。
目次
令和2年度宅建試験12月実施分の概要
まずは、下図をご覧下さい。
受験者数について
まず受験者数ですが、令和2年度は二回に分けて試験を行ったため、後半の12月実施分は人数がとても少ないことが分かります。
10月実施分と合わせれば、例年とそれほど大きな違いはないといえます。
二回に分けて開催されたから受験者数が分散されただけであって、受験者数全体が減ったわけではありません。
合格者数について
次に合格者数についてですが、これも受験者数と同様、12実施分の受験者数がそもそも少ないので、合格者数も相対的に少なくなったといえるでしょう。
ただ、後述しますが、あくまでも令和2年10月実施分と併せて考えると、令和2年度がとりわけ合格者数が少なかったかというと、そうではありません。
これもあくまで二回に分けて開催され、合格者数が分散したに過ぎません。
合格点について
続いてに合格点についてですが、50点満点中36点と例年通りだったといえます。
合格点のみでいえば、特段12月実施分が難しかったというわけではないことが分かります。
合格率について
最後に合格率についてですが、単に令和2年12月実施分の数字のみを見ると、例年に比べて極めて低かったといえるでしょう。
ただ、これも後述しますが、令和2年10月実施分と併せて考えると、令和2年度がとりわけ合格率が低かったかというと、全くそうではありませんので、心配することはありません。
令和2年度宅建試験12月実施分の分析
それでは上記を参考に、12月実施分の分析をしてみましょう。
10月実施分と併せて考えるべき
上記にも繰り返し述べたように、令和2年度の宅建試験は、二回に分けて開催されたため、12月分の数字のみを見て判断すべきでありません。
ですから、上図の黄色い枠の中を見れば分かるように、10月実施分で一定数の合格者を確保したため、12月実施分でその数を調整したのだということが分かります。
毎年一定数の合格者を確保したいのは明らか
令和2年度の宅建試験は、二回に分けて開催されたため、若干イレギュラーな年となりましたが、同じく上図の黄色い枠内を見れば分かるように、合格者数も合格率も例年と比べてそれ程の違いはありません。
宅建試験は、受験者数や難易度に多少変動があったとしても、上位15%前後を目標にすれば、合格に辿り着く試験であることには変わりはありません。
単に合格点や合格率だけを見てあたふたしないこと
12月実施分の宅建試験は、一見すると合格率がとても低くなったように思えますが、上記にも述べたように、決して今回が特別難易度が上がったわけではありません。
同様に、例年合格点に多少前後することがありますが、毎年3万人前後の合格者を輩出させるために、合格者数をその付近の人数になるように合格点で調整しているに過ぎません。
繰り返しになりますが、どんなに合格点や合格率が変動しようとも、上位15%前後に入るように勉強すれば必ず合格に辿り着けるのです。
今後の対策について
それでは、今後宅建試験を目指していく上で、どうすればよいのかを示していきます。
試験勉強を続けるかどうか決める
まず、令和2年度の宅建試験に挑戦して不合格が確定してしまった方は、正直すぐには勉強を開始できないかもしれません。
一度気持ちが切れた状態からもう一度宅建合格を目指すためには、ただ何となく続けることは得策ではありません。
今年こそは何としても合格する、と固く決意してから勉強を開始するようにして下さい。
改めて現状と目標を確認する
まだ宅建の勉強を始めて間もない方や不合格になってしまった方は、ご自身の現状を分かっていなかったり、過度に過小評価してしまったりすることがあります。
特に不合格になってしまった方は、その結果ばかりに囚われてしまい、ご自身の実力を正確に把握出来ていない場合があります。
発表があった今こそ、もう一度ご自身が
「どこができていてどこができていなかったのか」
を確認するようにして下さい。
勉強をどのようにしていくかを決める
本年度の宅建試験受験を目指すことを決め、ご自身の現状把握ができたら、実際にどのように学習を進めていくか、スケジュール作成を行っていきましょう。(スケジュール作成・管理についてはこちら)
もし、ご自身ではどうしても今後の方針を立てられない、という方は、あかつき塾でもご相談を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。(お問い合わせフォームはこちら)
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