目次
疲れによって講じるべき対策とは
社会人受験生の疲れの種類や疲れ度合いは人によって違います。
疲れたときの対処方法はその種類や度合いによって変わりますので、以下ではそれぞれの場合に分けてみていきましょう。
疲れの種類によって対策を分けよう
疲れの種類は大きく分けて二つです。
肉体的な疲れの場合
会社に勤めている方は、一週間の大部分の時間を仕事に使っているわけですから、当然ですが肉体的にかなり疲労しているはずです。
人によっては実際に身体を酷使する肉体労働を行う方や、そうでなかったとしても長時間パソコンに向かったり、椅子に座って作業したりして肉体的な疲れが蓄積している方が多いと思います。
肉体的な疲労はときには休息を入れたり、疲労回復のため積極的に身体を休めたりすれば解決することも多いです。
精神的な疲れの場合
社会人受験生は常に仕事上で様々な人間関係の中で過ごしているので、上記のような肉体的な疲労だけではなく、精神的な疲労を抱えている方が多いと思います。
仕事をする上で、プレッシャーを感じながら過ごしている方もいらっしゃると思います。
精神的な疲労は肉体的な疲労と違って、ただ身体を休めるだけではなく、その疲労を解消するために、ご自身で工夫する必要があります。
疲れの度合いによって対策を分けよう
疲れの度合いによる対策は、その疲れの具合(軽度・中度・重度)に分けてみていきます。
軽度の疲れの場合
社会人受験生は少なからず、肉体的・精神的に疲れています。
ですから、軽度の疲れはある程度許容しなければいつまで経っても勉強できるようにはなりません。
- 今日はちょっと疲れたなぁ…
- 勉強するのが面倒くさいなぁ…
- 明日やればいいか…
社会人が宅建合格を本気で目指すのであれば、上記のような多少の疲れ具合の場合は、それを誤魔化してでも勉強していく必要があります。
中度の疲れの場合
勉強できるかできないかその境目となるのが、この中度の疲れ具合です。
上記にも述べたように、社会人受験生はある程度疲れたままの状態を許容できないと勉強時間が確保できません。
しかし、ご自身の限界を超えて無理をしすぎると、踏ん張りが効かないほど潰れてしまい、最悪の場合勉強自体を辞めてしまうこともあります。
この疲れ具合の場合には、ご自身の身体とよく相談して、疲れを誤魔化しながら勉強を続けていくのか、疲れをとって改めて進めていくのかを考える必要があります。
重度の疲れの場合
肉体的・精神的に完全に限界を迎えているにもかかわらず無理をしすぎると、勉強自体が続かないことはおろか、身体を壊したり、精神を病んでしまったりしてしまうことがあります。
極限に疲労している場合には、無理して勉強することは辞めて、ゆっくり休み、疲労が回復してからまた新たに勉強していった方が圧倒的に効率がいいです。
疲れを誤魔化して勉強する方法とは
それでは実際に疲れを抱えたまま勉強していく方法をみていきましょう。
軽度の疲れの場合
軽度の疲れの場合には、以下の物を利用して勉強していきます。
ブラックガム
一時的な眠気であれば、ブラックガムを噛むことによって、多少は軽減されます。
また、ガムを噛むことによって、脳の「海馬」部分を刺激し、記憶力の強化にも繋がります。
ただし、ガムの注意事項にも記載がありますが、食べ過ぎることによってお腹が緩くなることがあるので、その点は注意して下さい。
(ブラック)コーヒー
コーヒーをはじめとするカフェインを配合した飲料は、眠気覚しや集中力を高める作用がありますので、軽い眠気がある場合には効果があります。
しかし、飲む時間帯によっては夜寝れなくなったり、眠りが浅くなってしまったりしてしまいます。
ですから、カフェインの取りすぎには注意しましょう。
顔を洗う、顔をつねる
眠気が襲ってきた場合、身体に刺激を与えるため、冷たい水で顔を洗ったり、顔をつねったりすると、多少覚醒して勉強ができるようになります。
顔だと跡が付くのが気になるようであれば、腿や脇腹なども効果があります。
しかし、眠気を覚まそうとしてご自身への過度な痛め付け過ぎには気を付けましょう。
他の受験生と話す
少し勉強に疲れて気分が乗らないときは、他の宅建受験生と会話やSNS等で連絡を取ることによって、励まし合ったり、高め合ったりすることは勉強のモチベーションを上げることにも繋がります。
しかし、他の受験生との交流をすることによって、否が応でもその受験生とご自身を比較してしまいます。
比較してしまった結果、逆にやる気をなくしてしまうのは本末転倒です。
また社会人受験生はとにかく勉強時間の確保が難しいですから、勉強に差し支えるほどの他の受験生との交流は辞めるようにしましょう。
スポンサーリンク
中度の疲れの場合
つぎに中度の疲れがある場合の勉強の進め方についてみていきます。
アイマスク
宅建の勉強を続けていくと、テキストや問題集を長時間見ることになります。
特に社会人受験生は、仕事上でもパソコンの閲覧時間が多いと思いますので、蓄積される眼精疲労は必然的に大きくなります。
眼精疲労が溜まってくると、集中力が低下してきますので、目の周りを冷やしたり、逆に温めて上げたりして疲労を回復させてあげる必要があります。
そこで利用したいのが、アイマスクなどの眼精疲労グッズです。
アイマスクには使い捨ての物や複数回使用できる高額の物がありますが、まずは使い捨ての物を使用して、ご自身の疲れ具合をみて、高額の物を検討していくようにしましょう。
冷えピタ、熱さまシート
宅建の勉強が長時間になると、目だけではなく脳にもかなりの負担がかかります。
いわゆる「知恵熱」というものです。
ここで利用したいのが、冷えピタや熱さまシートなどの冷却ジェルシートです。
ただし、冷却ジェルシートの多くは弱酸性なので、人によっては肌に合わない場合があります。
使用していて痒みや痛みを伴うようであれば、使用を控えるようにして下さい。
栄養ドリンク
宅建の勉強をしていてどうしても元気を出したいと思ったら、リポビタンDなどの栄養ドリンクを飲むのもオススメです。
栄養ドリンクには、ビタミンB群やタウリンなど、疲労回復に一定の効果があると言われております。
一般的には、栄養ドリンクなどに含まれるようなカフェイン、グルクロノラクトン、ビタミンB類、人参、カルニチン、スクロースなどは、疲労回復の作用を期待されて添加されています。
特にカフェインは、中枢・末梢神経のアデノシン受容体に作用して興奮を司る神経系に作動することが知られています。
適量のカフェイン摂取では、集中力の上昇や反応性の向上が報告されています。
大正製薬 商品情報サイト 【疲れに効くコラム powered by リポビタン~タウリンの効果と疲労に作用する仕組み~】
因みに栄養ドリンクの配合成分はよく確認しないと、一日の摂取量を超えてしまう場合があります。
カフェインなど、コーヒーと併せて摂取する場合には、摂取量と用法に注意しましょう。
勉強以外のことで時間を使う
宅建の勉強で煮詰まってくると、疲れるだけではなく学習効率も下がってきます。
そんなときは、読書や映画などを見て気分を変えることをオススメします。
そこで注意なのは、宅建の勉強とは全く関係ない書籍や動画を見ることです。
宅建関連の書籍や動画を見ると、精神的な疲れを癒すどころか全く勉強から解放されていないので、休息の効果が半減してしまいます。
勉強以外のことで時間を使う場合には、一旦宅建の勉強から離れることが重要です。
疲れをとる方法とは
最後に疲れが溜まってきて勉強に支障が出てきた場合の対処方法について見ていきましょう。
中度の疲れの場合
まずは中度の疲れがあり、そのまま勉強を続けていくのが難しい場合を考えましょう。
湯船に長く浸かる
忙しい社会人受験生は、無駄な時間を極力削って勉強に充てている方もいらっしゃると思います。
その中でも素早く済ませているものとして挙げられるのが、お風呂時間なのではないでしょうか。
中にはシャワーだけ浴びて、湯船に浸からない方もいらっしゃると思います。
この時間を長く取って、気持ちを休めるのもオススメです。
因みに湯船に長い時間浸かることによって、下記のようにリラックス効果もあります。
入浴には、リラックス効果があり、ストレスなどで疲れた体を休めてくれる効果があります。
さらに、温浴効果によって手や足先などの末梢(まっしょう)神経が拡張し、血行が促されたり、筋肉や関節が柔軟になったりすることで、体の疲れをとる効果があります。
また、湯に浸かった時の水圧も血液やリンパの流れに一役買っています。
体内の疲労物質や血液、老廃物が流れやすくなることで、疲労回復効果が得られるのです。
大正製薬 商品情報サイト 【疲れに効くコラム powered by リポビタン~入浴の効果で疲れがとれる!正しい入浴法とは?~】
長めの休憩
疲れが溜まって学習効率が上がらない場合、そのまま宅建の勉強を続けてもただ時間だけで意味がありません。
その場合には、思い切って休んでしまうのもいいと思います。
ただ、長めの休憩をする場合には、予め時間を決めて休むようにして下さい。
例えば、仕事から帰ってきてどうしてもその夜は勉強できない場合、その日は早く寝て、次の日に備えるなどです。
あるいは、休日で一日勉強に使える場合、勉強は午前中だけにして、午後はゆっくり休むなど、時間を区切って休むようにしましょう。
悩みを打ち明ける
資格試験の勉強は多くの場合、自己実現のためのものです。
宅建に合格するまでの間は孤独で、それまでの努力や過程などなかなか他人に理解してもらうことができません。
そんな中理解はされなくても、人に話すことによって心が軽くなり、悩みが解決できることもあります。
宅建の勉強に煮詰まってきた際には、身近な友人や恋人、一緒に暮らしている家族にその思いを打ち明けるのもいいでしょう。
ただし、悩みを打ち明ける相手が必ずしも宅建の勉強に理解がある方ばかりではありません。
ときには心無い言葉をかけてくる人もいますから、出来るだけ身近な人に頼むようにしましょう。
重度の疲れの場合
続いて重度の疲れにより、これ以上宅建の勉強が続けられなくなっている場合を見ていきましょう。
マッサージ
宅建の勉強を長い期間続けていると、目・肩・腰など身体の様々な部分にかなりの負担がかかります。
そんな時にオススメなのが、マッサージです。
マッサージの他にも、身体のバランスを強制するカイロプラクティックなども効果があります。
マッサージやカイロプラクティックは多少お金がかかりますが、宅建の勉強をするにも身体が資本です。
身体に負担がかかってどうしようもないときには、マッサージやカイロプラクティックも検討してみて下さい。
サウナ
軽い運動をするのが一番ですが、社会人受験生は忙しいためなかなか運動する機会を作ることができません。
そこでオススメなのが、肉体的・精神的に極限に疲労が溜まった場合にサウナなどで汗を流すことです。
サウナに入ると、下記のように血行が良くなり身体の調子を整えることができますが、身体に持病がある方は逆に健康を害する場合がありますので注意するようにして下さい。
浴槽入浴の効果は3つあると以前ご紹介しました(銭湯で元気!⑳)。「温熱効果」「浮力効果」「静水圧効果」です。
この3つの効果のうち、サウナにあるものは「温熱効果」のみ。つまり体が温まることが最大のメリットなのです。しかも乾式の高温サウナでは100度近い環境で体を温めるわけですから、温まり方は浴槽入浴よりはるかに大きいのです。
体が温まって何がよいのかというと、室内の空気が全身の皮膚を刺激するため、自律神経の中の交感神経の働きが強まり、その結果、全身の血管が広がって血液の流れが非常に良くなる(平常時の2倍近く)わけです。
東京都公衆浴場業生活衛生同業組合 東京銭湯 【㉔ サウナに期待できる医学的効果は、温熱による血行促進が疲労を消してしまうこと】
とにかく寝る
重度の疲れを抱えた状態を回復するためにあらゆる対策の中で最も効果があると思うのが、寝ることだと思います。
単純ではありますが、これが一番です。
宅建の勉強をしていて、起きていられないほど眠い場合には、無理をせず早めに寝て、次の日に備えるようにしましょう。
スポンサーリンク