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目次
スケジュールの作成方法について
社会人受験生はとにかく勉強時間が限られていますから、効率良く勉強するためにも、しっかりとしたスケジュールを作成していく必要があります。
以下では、スケジュールの作成方法について解説していきます。
ゴールを設定する
宅建初学者にとって、どういう状態になればスケジュールとして正解なのか、すなわちゴールが見えていないことがスケジュール作成ができない原因の一つといえます。
勉強時間で設定する
上記のとおり、宅建試験の標準学習時間が300時間とありますので、それを目標に設定します。
仮に、半年間の期間(180日)で宅建合格を目指すとしたら、
300時間÷180≠1.6時間
となるので、一日平均2時間くらいを想定すればよいことになります。
勉強内容で設定する
宅建試験の出題科目は、権利関係・宅建業法・法令上の制限・税その他と、大きく分けて四分野に分けられます。
この四分野を網羅的に学習するために、下図のように分野ごとに学習する期間を定めて計画を立てていきます。
勉強期間で設定する
勉強開始から本試験までの間で、期間ごとにスケジュールを立てていくことも大切です。
すなわち
- 短期スケジュール(日ごと)
- 中期スケジュール(週ごと)
- 中長期スケジュール(月ごと)
- 長期スケジュール(一年)
に分けておき、より長い期間のスケジュールを達成するためには、下位の期間のスケジュールをどう組み立てていくかを考えます。
上図の例でいうと、まずは長期スケジュールとしてテキストを5回読み込むと決めます。
そして長期スケジュールをこなすために中長期スケジュールは、最初の1回を8月の中旬までに終わらせる必要があるため、権利関係を4月と5月上旬、宅建業法を5月中旬から6月中旬から末までに、法令上の制限と税その他を7月から8月上旬までに終わらせる必要があるとします。
さらに、権利関係を5月上旬までに終わらせるためには、週単位でどこまで進めればよいかを中期スケジュールで決めていきます。
そして、中期スケジュールを達成するためには、短期スケジュールとして一日にどこまで進めればよいかを最終的に決定していきます。
仮のゴールを設定する
時間や勉強内容を一定期間でこなすスケジュールを立てることが難しければ、過去問を解く回数やテキストを読む回数を仮に決めて、それに向けて勉強するのもよいでしょう。
因みに私は、宅建を勉強していたとき、シフト制でなおかつフルタイムで働いていました。
ですから、繫忙期やイレギュラーな出来事があると、出勤日と休日が変わってしまう職種だったので、きっちりスケジュールを立てて勉強することは不可能でした。
ですから、「テキストは5回読む」「過去問は3回解く」というように、大まかにゴールを決め、そのゴールに向かって勉強するようにしておりました。
可処分時間を洗い出す
大体のスケジュールが作成できても、それを実行できるかどうかは、ご自身の可処分時間によります。
そのためには、ご自身の一日の流れを振り返り、勉強できる時間を洗い出す必要があります。
机に向かって勉強できる時間
テキストの読み込みや重要事項の暗記はともかく、宅建試験で合格を勝ち取るためには、過去問などの演習するため、机に向かって勉強する時間を確保しなければなりません。
とはいえ、社会人の受験生が仕事から疲れて帰ってきた後、そこからさらに自宅で勉強するのは並大抵のことではありません。
私も働きながら宅建の勉強をしていたとき、仕事から帰ってきた後、家ではほとんど勉強できておりませんでした。
しかし、そのことがよく分かっていたので、机に向かって勉強する時間を確保するため、近くの喫茶店で1時間程度勉強してから家に帰るようにしていました。
この1時間も普通に過ごしていても確保することは難しく、ご自身で意識的に時間を捻出する必要があります。
スキマ時間を活用する
いくら机に向かって勉強する時間を確保する必要があるとはいえ、やはり社会人が仕事から帰って勉強するというのは、難しいかと思います。
そこで意識して欲しいのが、「スキマ時間」です。
普段の生活の中で、このスキマ時間というのは、意外とあるものです。
試しに、以下の場面を想定してみて下さい。
ご自身のことを振り返り、何となく過ごしている時間はないでしょうか。
一つ一つの時間は短くても、それが積み重なれば大きな時間となります。
- 電車の移動時間:40分
- 歩いている時間:10分
- エレベーター・エスカレーターの待ち時間・乗車時間:30秒
- 日々のスマートフォンの利用時間:??
大幅な時間確保が難しくても、まずはこういった細かい時間から宅建の勉強に充てるようにしてみて下さい。(スキマ時間を確保する方法についてはこちら)
スケジュール作成の注意点について
宅建合格に向けてゴールを設定し、ご自身の可処分時間を洗い出してスケジュールを作成していくわけですが、それ以外にも気を付けるべき点がいくつかあります。
以下では、スケジュール作成をする際の注意点を解説していきます。
現実的なスケジュールを立てる
どんなに綿密なスケジュールを作成しても、それを実行できなければ意味がありません。
スケジュール作成の際には、現実的に実行可能なものを考える必要があります。
特に宅建初学者が陥りがちなのが、ご自身の可処分時間目一杯で作成してしまうことです。
宅建の勉強を続けていると、やる気があるときもあれば、今日はどうしても勉強したくない、という日があります。
社会人の受験生であれば、仕事が長引いてしまったり、急な予定変更があるかもしれません。
ですから、スケジュール作成をする際には、ある程度「余白」を作っておくことが大切です。
出来れば、全可処分時間の8割がけくらいの時間でスケジュール作成をするとよいでしょう。
スケジュール作成に時間をかけすぎない
スケジュール作成はあくまでも宅建試験合格のための手段であって、目的ではありません。
宅建の勉強を続けていく中で、ご自身の実力も勉強環境も変わっていく可能性があります。
初学者のうちは、ご自身の実力をあまり理解していないことが多いですから、最初の段階から完璧なスケジュール作成を目指す必要はないと思います。
ですから、スケジュールは適宜修正していけばよい、と割り切り、暫定的なスケジュールを作成したら、それを実行していくことに注力しましょう。
スケジュールの管理方法について
さて、スケジュールを作成したら、それを実行していくためにも、逐一スケジュールを管理していく必要があります。
以下では、そのための方法と注意点について解説していきます。
スケジュールは適宜修正していく
上記にも述べたように、宅建受験生の勉強環境と実力は日々変わっていきます。
ですから、そのときに立てたスケジュールが時間が経っても通用するかどうかは分かりません。
立てたスケジュールの進捗状況次第では、適宜修正していく必要があるはずです。
その際のポイントは、上記にいう短期スケジュールと中期スケジュールは適宜修正していくべきですが、余程ことがない限り、中長期・長期スケジュールは変えない方がよいでしょう。
周りの受験生に流されない
昨今はインターネットやSNS等、様々なところから宅建試験に関する情報を得ることができます。
受験生は便利な反面、それらに影響されてしまい、ご自身のペースで勉強できなくなることがあります。
しかし、受験生一人一人受験回数も違えば、可処分時間も違い、宅建試験に関する前提知識も異なります。
初学者と複数回目の受験生とでは、受験知識に差があるのは当然ですし、学生と社会人の受験生とでは、可処分時間に大きな開きがあります。
是非、そういったことで流されることなく、ご自身の作成したスケジュールを淡々とこなすことだけに注力するようにして下さい。
どうしてもご自身ではスケジュール作成・管理できない方へ
宅建初学者のうちは、上記のようなスケジュール作成や管理をすることが難しいという方もいらっしゃると思います。
そこであかつき塾では、そのようなお悩みをお持ちの受験生の代わりに、宅建合格のためのスケジュール作成・管理を致します。(サービス内容の詳細については、こちら)
ご希望の方は、是非お問い合わせフォームへご連絡下さい!
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