目次
独学で合格するために解決すべき問題
独学で宅建に合格するためには、通信講座や予備校に通わない代わりに、色々と準備したり、考えたりしなければならないことがあります。
以下、独学で宅建に合格するために解決すべき問題を見ていきましょう。
独学で勉強できる教材を手に入れる
通信講座や予備校ではやるべきテキストや過去問集を全て用意してくれます。
ですからまずは、ご自身で宅建勉強用の教材を手に入れなければなりません。
どれを選べばよいかは、人それぞれ合う・合わないがありますから、書店に行って実際に手に取って見てみて下さい。
ただ、宅建関連の書籍は数多くありますから、どれを選べばよいか分からない方もいらっしゃると思います。
そこで「どれを選んでいいか分からない!」という方は、TAC出版の「みんなが欲しかった! 宅建士の教科書」を手に取ってみて下さい。
このテキストは、
- 多色刷りで見やすい
- 随所に見やすい図解がある
- ポイントとなる箇所が「ひとこと」でまとめられている
- 記憶の助けになるまとめ表が数多くある
という特徴が挙げられ、特に宅建初学者にはとても分かりやすい作りになっています。
このテキストには対応している、TAC出版の「みんなが欲しかった! 宅建士の問題集」という過去問集があり、
- 重要箇所が赤字になっているので見やすい
- この過去問と対になっているテキストの該当箇所が書いてある
- 選択肢ごとに難易度が高いものが分かる
- 重要事項がまとまった表が分かりやすい
という特徴が挙げられ、独学で勉強される方でも迷わず進めていくことができます。
中でも私が最も良いと考えるポイントは、「選択肢ごとに難易度が高いものが分かる」ところです。
独学で宅建を勉強する方にとって、どの選択肢が重要で、どの選択肢が重要でないかが分からないことが多いです。
このテキストは、難しい選択肢には解答に「旗のマーク」が付いているので、深入りせずに解き進めることができます。
ご自身でテキストを選べないという方は、上記テキスト・過去問集を使ってみて下さい。
効率よく勉強ができるようにスケジュールを組む
通信講座や予備校を利用している方には、綿密なスケジュールが用意されています。
しかし、独学で勉強されている方はそれをご自身でやらなければなりません。
スケジュールを作成するためには、
- ゴールを設定すること
- 可処分時間を洗い出すこと
- スキマ時間を活用すること
- 現実的なスケジュールにすること
- スケジュール作成に時間をかけすぎないこと
に気をつけていく必要があります。
そして、スケジュールを作成しただけではダメで、併せてそのスケジュールを遂行できるよう、しっかりと管理していく必要があります。
スケジュールを管理するためには、
- スケジュールは適宜見直していくこと
- 周りの受験生に流されないこと
に気をつけることが大切です。
スケジュールの作成・管理については、こちらの記事に詳しく書いておりますので、是非参考にしてみて下さい。
お金と時間を使わずに合格するため、情報収集をする
テキストや過去問集の他にも、世の中にはインターネット上やSNS等上に、宅建に関する情報が溢れています。
実際にどのようなテキストや過去問を使ったのか、あるいはどのような勉強をして合格したのか、ブログやYouTubeなどの動画で閲覧・視聴することができます。
ほとんどの情報がすぐにかつ無料で見られるため、お金や時間を使いたくない、という方が情報収集をするには、便利なものが沢山あります。
ただし、それが実際に適切なものなのか、あるいは有益なものなのかを判断できなければなりません。
ご自身に合う方法論や勉強方法を探す眼を養う必要があります。
独学で勉強するメリット
上記では独学で宅建を目指す上でどのようなことを考えていけばよいかを書いてきましたが、実際に独学で宅建を目指すのであればどのようなメリットがあるか、についてをみていくことにしましょう。
自主的に勉強できる
通信講座や予備校を利用しないで独学で宅建を目指すということは、勉強する教材からその方法に至るまで、全てをご自身で工夫して取り組んでいかなければなりません。
逆に言えば、通信講座や予備校を利用して受け身の状態で勉強するのではなく、ご自身で積極的に勉強する姿勢で宅建試験に臨めるので、学習効率が高くなります。
通信講座や予備校を利用しようが独学で宅建を目指そうが、結局やることは変わりません。
宅建試験に臨む姿勢が前向きであればあるほど、当然ながら合格の可能性が高くなります。
独学で宅建試験を目指すことによって、前向きに勉強できるのであればそれに越したことはありません。
お金と時間を節約できる
宅建の通信講座や予備校を利用すると、平均3万円から10万円程度の費用がかかります。
また通学で講座を受講する場合、そのために予備校へ行ったり、一定時間講義に時間を取られることになります。
しかし、独学で勉強する場合、学習のペースもご自身で決められるし、基本的には場所を選ばずに勉強することができます。
社会人の方の多くは、通信講座や予備校を利用すると、どうしてもお金がかかり、時間も取られるということで敬遠される方もいらっしゃると思います。
その点独学で勉強する場合には、一時的な金銭的・時間的出費は避けることができるといえます。
独学で勉強するデメリット
上記では宅建を独学で目指すメリットについてみてきました。
以下では、反対に宅建を独学で目指していくことのデメリットについてみていくことにしましょう。
自分がやっていることが合っているのかが判断できない
自分で創意工夫して学習を進められるのが独学で勉強するメリットではありますが、実際に宅建に合格するまではその学習が正しいのかは分かりません。
通信講座や予備校を利用していれば、たとえご自身の勉強方法が間違っていたとしても、適宜修正してくれることもありますが、独学で勉強している場合にはそれができません。
一度間違った方法で勉強をし始めると、なかなか軌道修正ができず、宅建合格に至るまで遠回りになってしまうかもしれないところが、独学で勉強する大きなデメリットとなります。
最新・正しい情報を自分で取捨選択しなければならない
上記で述べたように、宅建に関する情報は通信講座や予備校を利用しなくても、ご自身で集めることは可能です。
しかし、それらが最新の情報なのか、あるいは正しい情報なのかをしっかりと見極めなければならないのが、独学で勉強することの難しさでもあります。
繰り返しになってしまいますが、ご自身に情報収集をする場合、それらが最新のものであるか、正しいものであるかを見極める眼を養わなければなりません。
独学が向いている人の特徴
続いて、これから独学で宅建試験に挑戦しようとする方へ、独学での勉強が向いている方の特徴を挙げてみたいと思います。
自習で勉強することに慣れている
独学で勉強しようとする方は、ご自身を律する予備校のアドバイスや通信講座のカリキュラムがありませんから、自分でテキストや過去問集を購入し、スケジュールを組んで自習できなければなりません。
独学に向いている人というのは、自分で全て計画して自習できる方だといえます。
自分でどんどん工夫して勉強方法を確立できる
通信講座や予備校のアドバイス無しに独学で宅建合格を果たすためには、合格に至るまで試行錯誤しながらご自身で勉強方法や問題の解き方などを都度工夫しながら進めていける方でなければなりません。
上記にも述べたように、世の中には宅建に関する有益な情報は沢山ありますから、それらを積極的に取り入れてご自身に合うやり方を見つけていくことができる方が独学に向いている人だといえるでしょう。
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過去に資格試験の合格体験がある
いくら時間やお金をなるべくかけたくないといっても、今まで法律の勉強や資格の勉強をしたことがない方がいきなり国家試験を独学で目指すのはかなり難しいといえます。
しかし、宅建の勉強は初めてでも、他の資格試験に挑戦し合格したことがあるという方は、かつての勉強方法がそのまま使える可能性があります。
また一度成功体験をしたことがある方は、たとえその過程で分からないことがあったり、躓いたことがあったりしても、それを乗り越える方法を知っていますから、この経験というのが思いの外大きいです。
そういった合格体験がある方は、やはり宅建においても独学に向いているといえると思います。
独学には向かない人の特徴
それでは反対に、どのような方が独学には向いていないのか、についてみていくことにします。
自習することに慣れていない
社会人で宅建をこれから目指そうという方は、法律の勉強はおろか勉強すること自体が久しぶりだという方も多いのではないでしょうか。
特に宅建を独学で挑戦するのであれば、慣れない勉強をご自身で色々工夫しながら進めていかなければなりません。
普段からご自身で勉強することに慣れていない方は、独学での宅建挑戦は難しいかもしれません。
自分で自分を律することができない
通信講座や予備校にお金を払っていると、
「今まで費やしてきた時間やお金が勿体ない…!」
という気持ちがはたらき、勉強に向かう姿勢も変わってきます。
しかし、独学で大した出費をせずに勉強を始めると、ちょっとしたことで挫折をしたり、他に興味が移り勉強自体を辞めてしまったりすることも多くなります。
独学で勉強を続けるためには、そういった環境下でも自分を厳しく律していく覚悟が必要になります。
今まで法律の勉強をしたことがない
勉強自体は嫌いではないし、宅建に対する思いがあったとしても、今まで法律の勉強を全くしたことがないという方もいらっしゃると思います。
宅建の出題範囲のほとんどが法律科目なので、法律を初めて学習する方にとっては、まさに外国語を勉強するかのごとく、訳が分からない状態からスタートするはずです。
通信講座や予備校を利用する方は、分からない箇所があっても適宜講師に質問することができますが、独学で勉強する方はそれをご自身で一から調べていかなくてはなりません。
法律の学習は本人のやる気如何にかかわらず、コツが分からないとなかなか効率的に勉強することができません。
今まで法律の学習をしたことがない方は、独学での宅建挑戦は難しいかも知れません。
独学では難しいと感じたら
ここまでみてきて、独学が難しいと感じた場合、以下の方法を検討してみましょう。
予備校・通信講座を利用しよう
独学での宅建受験を考えておられる場合、多くの方が
- 出来るだけお金をかけたくない
- 出来るだけ時間をかけたくない
とお悩みなのだろうと思います。
確かに、一時的には少なくない金銭的・時間的出費伴いますが、上記にも述べたように、独学で勉強をした方がかえってロスになることもあります。
その場合には、一度宅建の通信講座や予備校の利用を検討しましょう。
以下では、代表的な宅建の通信講座・予備校を挙げておきます。
是非参考にしてみて下さい。
【通信講座・予備校】
あかつき塾へお気軽にご相談ください!
ここまで記事をお読みいただいても、独学ではどうしても宅建の勉強を続けていくことができない、あるいは自分が独学に向いているのか分からない、とお悩みの方もいらっしゃると思います。
そこであかつき塾では、宅建の勉強を継続していくためのご相談を初回無料で受け付けております。(サービス内容の詳細については、こちら)
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